なる。
三相交流の全体の瞬時電力Pは各相の瞬時電力の和に等しいから
ところで、(7・87)式の第2項は2倍の周波数で最大値はEIで、それぞれ4π/3の位相差があるから各瞬時値の和は零である。
よって、
即ち、平衡三相回路の瞬時電力の大きさは平均電力(有効電力)Pに等しい。この式から時間に無関係であって一定である。
(1)負荷がY結線の場合の電力
図7・66は、負荷側がY結線であるから、この場合において、線間電圧をV2〔V〕、線電流をIl〔A〕、相電圧をEp、相電流をIp〔A〕とすれば、各相の電圧。電流を求めると、7・9・4から
三相電力 P=3Ep Ip cosθ(5・89)式による。
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